近年はネット記事やニュースでも音声配信の話題を目にすることが増えてきました。
音声配信は動画と比べて、簡単に収録・配信できる発信ツール。
顔出しも必要なく、心理的なハードルも低いなどの理由もあり、企業だけでなく個人で始める人も増えてきています。
stand.fmやRadiotalkなど、誰でも簡単にスマホ一台で収録・配信ができるアプリも人気です。
このページでは「複数のプラットフォーム(アプリ)いっぺんに配信する方法」について書いています。
どのサービス(アプリ)を使う?
音声配信を始めるとき、最初に悩むこと。
それが「どのプラットフォーム(アプリ)で配信するか」だと思います。
やっぱり定番のPodcastかな?
でも、stand.fmも人気みたいだし、Radiotalkも気になる・・・
現在、数多くの音声配信サービスがあります。主要なものだけでも・・・
- stand.fm
- Radiotalk
- Rec
HIMALAYA(日本での音声サービスは終了)- Anchor(アンカー)
- Podcast(Apple、Google、Spotify)
選択肢が多すぎて、迷ってしまいますよね。
それぞれ魅力的なサービスがあるし、それぞれアプリの特徴やユーザー層にも違いがあります。
こんなにたくさんあるのに、一つだけなんて選べない〜!
いろんなアプリで同時に配信することはできないの?
そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな悩みの解決策をお伝えします。
当サイトは、音声配信について記事を書いています。
全体像としての音声配信の概要をつかみたい方は、最初に以下のまとめ記事をご覧ください。
詳しく調べて比較する時間がないから、とにかくおすすめを教えて!という方は以下の記事をどうぞ。
マルチ配信(複数アプリで同時配信)できる!
プラットフォーム選択の悩みを解決する方法、それは「複数のプラットフォームで配信する」
いわゆる「マルチ配信」です。
これなら、同じ放送を複数のアプリで同時に配信することが可能です。
え?
そんなことできるの?
条件や制限はありますが、複数配信は割と簡単にできます。
実際にマルチ配信する人も増えています。
管理人ラジオの例
当サイト管理人(いわみ)がやっている『メタ音声配信ラジオ』も、複数のプラットフォームに同時配信しています。
こちらは stand.fm の配信。
同じ音源でRadiotalkにも配信しています。
音楽聴き放題サービスのSpotifyでもPodcastが聴けます。ぼちぼち聴かれているみたいです。
マルチ配信とは?
マルチ配信というのは「複数のプラットフォームに同時に配信すること」です。
元々YouTubeなどのライブ配信を複数メディアに同時配信することを指していたようですが、音声配信の複数配信も「マルチ配信」です。
音声配信をマルチ配信する方法
複数のプラットフォームにマルチ配信するには、以下の方法があります。
- マルチ配信可能なプラットホームを使う
- 手動で音声ファイルをアップロードする
- 複数台のデバイスを使ってそれぞれ収録する
①が最も簡単かつオススメの方法です。(詳しくは次項)
②は、従来のPodcast配信方法です。mp3音源をサーバーにアップロードして、そこからRSSという仕組みを使って配信するのが従来型のPodcastの配信方法です。(Podcastは今も基本的には同じです)
Podcastの特徴などは下記の記事で詳しく書いています。
③は複数のデバイスを使う方法。スマホを2台使うなど物理的に複数配信するやり方です。
以下、それぞれの詳しい方法やメリットデメリットについて書いていきます。
マルチ配信できるプラットフォームを使う
「自動でマルチ配信してくれる」という超便利な機能を持つサービスは、現在では次の2つです。
- Radiotalk
- Anchor
自動で複数配信してくれるなんて便利だね!
はい。とても便利です。
RadioTalk
RadioTalkでは、各Podcast(Apple、Google、Spotify)へのマルチ配信が設定するだけで簡単にできます。
RadioTalk(ラジオトーク)は、比較的早くからサービスを提供(2018年)している日本発の音声配信プラットフォームで、複数のPodcastに自動配信してくれる機能があります。
- Apple Podcast
- Google Podcast
- Spotify Podcast
- HIMALAYA(※RSSではない)
最初に設定さえしておけば、メインのRadiotalk以外に3Podcastに加えてHIMALAYA(ヒマラヤ)にも配信してくれます。
これはかなり便利です。
リンク:RadioTalkとAnchor.fmで同時配信の設定方法
Anchor.fm
アンカーは世界中にユーザーを持つ海外のアプリです。
数年前に音楽サブスクサービスのSpotify(スポティファイ)に買収されたことでも有名です。
Anchorは英語アプリ
アンカーの使い方はこのサイトが分かりやすいと思います。
複数デバイスを使って収録
複数配信のもっとも原始的な方法といえるのが③。つまり、スマホを2台(またはそれ以上)使って、それぞれのプラットフォームで収録・配信するというもの。
そんなの面倒だな…と思いますか?
確かに面倒です(笑)
でも、この方法でないと配信できないプラットフォームもあります。
例えばRadiotalkと stand.fmの両方で配信したい場合は、物理的に複数デバイスを使う以外の方法はありません。
(Radiotalkは外部ファイルに対応していない)
複数配信のメリットは「多くの人に届く」
複数配信することの利点はなんといっても「たくさんのユーザーに届けられること」です。
1つのアプリだけで配信するより、3つのアプリで同時に配信すれば、単純計算で3倍のユーザーにあなたの配信を届けることが可能です。
もちろん、「届けられる」ことと「実際に聞いてもらえる」は別物です。
いくらリーチできるからといっても、そのコンテンツが聞き手にとって必要でなければ(または興味を持たれなければ)タイトルやアイキャッチ画像を見ただけで、スルーされてしまうユーザーが大半でしょう。
なので、ある程度は聞くに耐えうるコンテンツを発信していることが前提にはなります。
それでも届けられるユーザーの数(ビジネス用語でいうところの「見込み顧客」)は多いに越したことはありません。
複数配信のデメリットは「手間がかかる」
できるならやるに越したことはない複数配信ですが、
「手間がかかる」というデメリットがあります。
唯一のデメリットではありますが、実際に複数配信をやっている管理人の感想を言わせていただければ、「けっこう面倒くさい」です。
自動でできるマルチ配信は、最初に設定してしまえば後は勝手にやってくれるのでラクですが、手動の場合は違います。
毎回スマホを2台、それぞれのアプリを立ち上げて収録をして、編集やテキスト入力などの手間も2倍かかります。
複数配信の効果はあるの?
手動で手間をかけて複数配信をして、それで効果はあるの?
つまり再生数は増えているの?
管理人もマルチ配信をしていますが、再生数に関しては「一つのプラットフォームだけで配信するよりは増える」くらいの感じです(笑)
外部ファイルがアップロードできないプラットフォーム
RadioTalkは音声ファイルのアップロードに対応していないので、複数配信をしたい場合は「複数デバイスを使って収録」するしか今のところは方法はありません。
写真のように、管理人はスマホを2台使ってRadioTalkとstand.fmに配信しています。
PodcastはRadiotalkからRSS配信してくれます。
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