2022年は音声配信の年になる

【音声配信】続かない人の9つの特徴と、やって分かった継続のコツ

音声配信

音声配信が発信手段として注目されています。

2021年はコロナ禍で外出が減ったこともあり日本の「音声メディア元年」とも言われました。

音声配信は手軽にできるので、個人でも配信をはじめる人が増えています。

Podcastをはじめ、Voicy(審査制)など簡単に発信できるサービスも増えています。

 

管理人も音声での発信に力を入れています。stand.fmPodcastでの配信回数は400回を超えました。

不定期ながら2年くらい続いています。

 

ブログを毎日更新するのは大変ですが、しゃべるのは時間もかからず労力は比較的少ないのが音声の良いところ。

 

続かない人もいます。

同じ時期に音声配信を始めた人(いわば同期)もたくさんいましたが、彼らの半分以上は今ではもう更新していません。

 

音声配信が継続しない人に共通点はあるのか?

「続いている方が偉い」と言いたいわけではありません。 

個人の発信なのだから、自由にやればいいとは思っています。

しかし、同期のような人たちが更新しなくなってしまうのは、ちょっとした寂しさもあります。

 

そこで、こんなことを考えてみました。

 

  • 更新が続かない人の共通点はあるか
  • 続きやすいのはどんな人か

 

他人の配信を聞いてきて「更新が続かない人にはいくつかの共通点がある」と気づいたからです。

 

これをやらなければ継続できる!

とは言えませんが、参考になれば幸いです。

 

個人でも簡単にできる音声配信の良さ

音声配信の人気が高まっている理由のひとつが「配信が簡単」なことです。

「話す」ことは「書く」より気軽で負担が少ないので、ブログよりも気軽な発信手段として広まっている部分はあると思います。

 

便利な無料アプリも多数あります。

Anchorやstand.fmなどスマホ1台で収録・編集・配信まで簡単にできます。

 

個人でも音声配信をする人が増えています。

 

続かない!

キャスオくん
キャスオくん

ぼくも音声配信はじめたんだけど、話すことがなくて更新が止まってしまっている・・・

 

そんな方も多いのではと思います。

 

ブログなど「書く発信」より「しゃべる発信」の方がラクとはいえ、定期的に音声配信を更新し続けるのはそれなりに大変です。

モチベーションが続かない人も多いのでしょう。

 

こんな人は続かない!という人の特徴

管理人いわみは、stand.fmやPodcastでいろんな人の配信を聴いてきました。

そんな中で気づいたことがあります。

 

「更新が継続しない人にはいくつか共通点がある」ということです。

 

ぼくが音声配信を始めたのは2019年の11月で、現在(2021年4月)までに約460回の音声配信を更新してきました。

平均すると、週に6回の配信を約1年半続けてきたことになります。

 

そんな中で、「続かない人」の特徴を9個にまとめました。

 

偏見やバイアスがかかっているとは思いますが、少しでも継続のヒントになればと思い書きました。

 

※あくまで「こういう人って割とすぐ更新止まっちゃうよな」という個人的な意見です。「この中でいくつ当てはまったから継続の見込みが少ない」とかではないです。

 

①最初に気合い入れすぎ問題

よくあるパターンの一つに「初回に気合を入れすぎて、結局続かない」というのがあります。

 

「今日から毎日更新します!」とか

「1ヶ月でフォロワー1000人いくぜ!」とか。

気合い入りまくっている人っていますよね。

 

その意気込み自体は素晴らしいのですが、概してそういう人の配信は早々に更新が止まる傾向がある気がします。

 

それよりは「気が向いた時にゆるっと配信します〜」くらいのスタンスでやっている人の方が、けっこう続いてたりします。

 

②第1回目の配信が自己紹介のみ

個人的な持論ですが、初回配信で自己紹介しかしないチャンネルは、あまり続かない印象があります。(統計をとったとかではないです)

でも、今まで多くの音声配信チャンネルを聞いてきた中では、けっこう高確率で当てはまります。

 

理由として考えられるのは「そもそも発信したいことそんなにない」ということかもしれません。

逆にいうと「自己紹介とか別にいいから、とにかく話したいことがあるんだ!」という人は継続する可能性は高いです。

 

なので、(意味があるかはともかく)このセオリーを逆手にとるとしたなら、

第一回目の配信で自己紹介はしないと、続きやすくなるかもしれません。わかりませんけど。

 

もしくは「自己紹介以外のコンテンツを盛り込む」のも有効だと思われます。

 

どちらにしても、「発信したい何か」があるというのが大きいのと思います。

 

③決め事が多い

テーマやコンセプトは大事です。

内容に一貫性があると、リスナーもつきやすいしクチコミで広がりやすくなります。

 

でも、決まり事が多すぎると自由度がなくなるので継続は難しくなります。

 

個人での発信、とくに発信自体に慣れていない人の場合は尚更です。

一つのコンセプトだけで継続して発信する、というのは初心者には難易度が高いことなのです。

 

④更新自体が目的化している

「更新自体が目的化」というのも、ぼくが何度か見かけた例です。

当初は楽しいから、とか言いたいことがあるから、という目的で発信していたのが、

続けていくにつれて、目的がずれてくることがあります。

「とにかく毎日更新できればオッケー」みたいになってくると、やっていてもつまらなくなってしまいます。

 

本来は話したいことや伝えたいことがあるから発信していたはずなのに、「更新すること自体」が目的化するのは本末転倒です。

話したいことが何もないときは、いっそ更新をやめた方が結果的に続くと思います。

 

⑤別のメディアで成功した経験がある

音声配信は未成熟なメディアなので、別のメディア(テキストや動画)でそれなりにファンがついている人には物足りなく感じる傾向があるようです。

特にテキストメディアで成功している人、ブログやTwitterでファンがついている人の音声配信は続かない傾向が見られます。

例外もあります。「Japan Podcast Award2020」のリスナーズチョイスで2位に選ばれた、わたなべ夫婦さんはYouTuberとして人気がある方たちで、こういった例外もあります。

 

⑥収益化を急いでいる

音声メディアが伸びているとはいえ、ブログメディアやYouTubeなどと比べると収益化の方法はとても少ないのが現状です。

「音声コンテンツで稼ぐ方法」は今のところ選択肢が少なく、難易度もテキストコンテンツより高いです。

現状で実現されている手段としては、サブスクリプション(定期課金)かスポンサー、もしくは「投げ銭」くらいです。

正直かなりハードルは高いです。

YouTubeで稼げている人の割合もとても少ないと思いますが、音声配信で収益化できている人も同じかそれ以上に少ない印象です。

 

(話が逸れますが)ブログなどのテキストメディアの収益化は比較的簡単です。(それにしても難しいですが)

Googleで競合の少ないキーワードを見つけてSEO対策した記事を書き続けることができれば、ある程度のレベルでは「ブログは誰でも稼げる」と言えると思います。(ラクではありません)

 

音声メディア業界はまだ未成熟な市場。

「すぐに稼ぎたい!」という明確な目的がある人にとっては、音声配信は非効率であるかもしれません。

つけ加えておくならば、3〜5年くらいの中長期目線では、音声の市場は間違いなく伸びるので、今のうちから育てておくのはとても有効だと思っています。

⑦明確な目標がある人も続かない

ちょっと逆説的に聞こえるかもしれません。

 

「音声配信を続けて、フォロワーを増やしたい!」

という明確な目標がある人も、あまり続かない傾向があるように思えます。

その理由は、「音声配信という発信プラットフォーム自体がまだ黎明期だから」だと思います。

 

つまり、音声配信を頑張ったらこんなふうになる!という先例がないのです。

海外の人気Podcaster(ポッドキャストを配信する人のこと)や日本のインフルエンサーの中には

「音声配信で成功した人」もいますが、ごく一部。まだまだ超例外といっていい存在です。

 

いくら話題になっているとはいえ、日常的にPodcastなどを利用している人はまだまだ少数派です(特に日本では)

 

そんな状況で「音声配信を頑張れば報われる」のかはまだまだ分からないです。

 

⑧台本にこだわる

音声配信をするのに、アドリブで意味のあることをコンパクトにしゃべるのは難しいです。

話すのが苦手な人は(特に最初のうち)台本を作った方が格段にしゃべりやすくなります。

台本があれば話が脱線しないし、話が止まってしまうこともなくなります。

しかし、台本に頼っていると自由に喋るアドリブ能力は鍛えられません。

毎回収録する前に、テキストの台本を用意するのは、ただしゃべるのと比べて倍の時間と労力がかかります。

 

「気軽に発信できる」ことが音声の良さなのに、毎回テキストに時間をかけていたらむしろ大変になってしまいます。

それならむしろ、台本を毎日noteとかブログなどのテキストメディアで更新したほうが楽かもしれないと思うくらいです。

 

ただ誤解してほしくないのは、ぼくは「台本を作るのがダメだ」と言っているのではありません。

 

台本にこだわるあまりに、発信が止まってしまうのはもったいないと思うだけです。

⑨現状にある程度満足している

モチベーションの話で、ちょっと精神論みたいになってきます(笑)

 

自己表現全般に言えることですが、反骨精神というか「精神的な渇き」みたいなものを持っている人の方が続きやすいです。

自分の考えや気づきを言語化して、そしてわざわざネットに乗せて発信する、という行為にはそれなりの労力が必要です。

数回程度なら、好奇心やリアクションによる自己承認欲求を満たされることがモチベーションになるかもしれません。

でも、それだけでは1年や数年継続するのは難しいと思います。

そこには、何か「別のモチベーション」が必要です。

 

「自己承認以外のモチベーション」になりやすいものに「現状への不満」があると思います。

 

現状に不満、というとネガティブな感じがしますが、なにかしらの反骨精神がないと、一つのことを長く続けるのは難しいと思います。

(もちろんそれ以外のモチベーションで自己表現を継続していらっしゃる方もたくさんいます)

 

まとめ:気軽に続ければ、少しずつ上手くなる

音声配信は「手間がかからない」ことが大きなメリットです。

 

「これから頑張って毎日更新しよう!」という意気込みはとても素晴らしいことです。

 

でも、最初にあまりに気合を入れすぎるのも考えものです。

息切れして続かなくなる人を多く見てきたので。

 

ぼくにしても、人に偉そうなことを言えるほどの立場ではありません。

話すのは得意じゃないし、配信のクオリティも高いとか言えません。(聴いてもらえばわかりますw)

 

それでも、継続することで少しずつは上手くなります。

どれだけしゃべり下手だったり、理論立てて話すのが苦手な人でも、続けていれば上達するのです。

 

どこに目標をおくかにもよりますが、話すのが少しでも上手くなりたいなら気軽に継続することをおすすめします。

 

なるべく自分にとって発信する負担が少ないメディアや方法を見つけて、自分のペースで続けると人は成長できるものです。

それが1年半、約500回配信してみてぼくが感じていることです。

 

お互いがんばりましょう!

読んでいただきありがとうございます。

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