音声メディア関連の興味深いニュースを紹介します。
米国スタートアップ界で話題の次世代SNSアプリ・Clubhouseになぜ100億円以上も時価総額がつくのか? Off Topic-オフトピック
アメリカのスタートアップ企業で今、最も注目されている「Clubhouse(クラブハウス)」なるアプリが、正式リリース前の段階で100億円以上の資金調達をしたという記事です。(2020年5月17日更新)
調達額もスゴイですが、もっと驚くことは、このサービスがまだベータ版ということです。つまり未完成。
未リリースということはApple や Google のアプリストアで検索しても出てこないし、当然ユーザー数もまだ少ないです。(ベータ版は招待制)
そんな「生まれたて」の状態にも関わらず、高い評価をされたということは、時代の変化に鋭敏なシリコンバレーの投資家たちに「このサービスは絶対来る!」と思わせたからに他なりません。
そんな大注目されている「Clubhouse」、一体どんなアプリなのでしょうか?
Clubhouse(クラブハウス)とは?
「Clubhouse」は”集会所”とか”控室”という意味です。
アプリの特徴を簡単にいうと「音声チャットSNS」です。
上画像のように複数のチャットルーム(音声のみ)があり、登壇者の話を聞いたり(メンバーから認証されれば)自分で話すこともできるようになります。
「音声版Twitter」と記事では表現されています。
(未公開かつ招待制なので、日本ではダウンロードすることもできません。ここに書いている情報は上記記事や他のサイトから得た情報です)
どんなの?
チャットって、以前にちょっと流行ってたよね
従来のはテキストチャットだね。Clubhouseは音声のチャットルームなの?
従来のチャットとの違いはあるのでしょうか?
まずはもちろん音声であること。
ZOOMの画面ナシみたいなことなのかな
あくまで「音声だけ」みたいです。
オンラインミーティングの「ZOOM」が人気ですが、こちらのClubhouseも似たシステムであるっぽいです。
ZOOMとの違い
分かりやすく説明するために「ZOOM」との違いをあげてみます。
- 音声のみ
- 複数のルームが一覧できて、好きな話を聴ける
- 参加するにはルームにいる人から承認される必要がある
- 参加した部屋から友達を呼ぶこともできる
承認制ですが、基本的にすべてのルームは公開されており、聴くだけなら誰でも可能というところがZOOMとの違いと言えそうです。
どんな人が使っている?
[st-kaiwa3]アメリカではどんな人がこのアプリを使っているの?[/st-kaiwa3]
未発表のサービスということもあり、現在のユーザーは少ないようです。(2020年5月時点では5000人以下との情報も)
多くがIT関係者や投資家たちが使っているようです。
中には17歳の男性がドハマりしているという記載もあります。
要するに「新しいモノ好き」な人たちですね。
今のところ男性のユーザー比率が高く、女性は少ないようです。
どんな使い方?
ほとんどのユーザーはミュートで聴いているようです。(記事には9割のユーザーが聴くだけとか)
いってみればROM専ですね。(ROM専:ろむせん、自分では発言せず見ているだけの人。Read Only Menbers の略)
つまり、誰彼かまわず発信しているわけではなく、「一部の有益な(もしくは面白い)話をする人たちの話をインプットしたい」という
どちらかというと「意識高い系」の人たちが使っているのではないかと推測できます。
AirPodをつけっぱなしの若い世代
仕事の合間やスキマ時間に聴いている人もいるようですが、中には常に接続しっぱなしの人もいると記事にはあります。
(Twitter廃人みたいな人ですかね)
アメリカの(おそらくは都会に住む)若者にはワイヤレスイヤホンを常につけっぱなしの人が多いらしいです。
特に人気なのがAppleのAirPod。全世界で1億台以上売れているとか。
AirPodなどのワイヤレスイヤホンをつけたまま、食事をしたり、家事(料理や洗濯)をしたり
なかにはシャワー中やトイレにまでつけたまま入る人までいるみたいです。
ちょっとした中毒みたいだね
つけっぱなしだと耳が痛くなりそう
なぜ人気?
どういうところが、アメリカのアーリーアダプター(最初に飛びつく人たちのこと)にウケているのでしょう?
- 著名人が参加している
- コミュニティ感
- 期待値が低い
- FOMO
コミュニティ感
あとで追記します。
期待値の低さ
こちらも後ほど追記します。
FOMOとは?
記事によると、多くのユーザーを惹きつけているのはFOMOの感情だということです。
FOMOって何? ホモ?
FOMOです。
FOMO(フォーモ)とは?
「fear of missing out」の略で「取り残されることへの恐れ」という意味。
ソーシャルメディアで、常に周りが発信する最新情報に触れ続けていないとすぐに置いていかれる、継続的な関係が保てなくなる、成功へのチャンスを逃してしまう、といった恐怖を感じること
取り残されることを恐れる、か
音声チャットルームは基本的にライブ配信で、アーカイブ(保管)は残りません。
つまり、YouTubeみたいに「あとで好きなときに聴く」ができない。
ということは、その時間にその部屋にいないと会話は聴けないということになります。
「今このときを逃したら永久に聴けない」という恐れの感情をユーザーに持たせることで、アプリの利用率があがるという設計。
ちょっと怖い気もしますが、TwitterやFacebookなどのSNSにハマる構造も、基本的にはこのFOMO感が強くあると思います。
オンラインゲームには既に音声チャット機能がある
人気オンラインゲーム「フォートナイト」には音声チャット機能が付いていて、
「友だちとゲームを楽しみながら、ヘッドセットで会話する」みたいなのが今の中高生たちのデフォルトの遊び方らしいです。(知ってました?)
まとめ・感想
あとで書きます。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
コメント